【IFF】インターナショナル・フレーバー&フレグランス銘柄分析~世界三大香料メーカの1つ~

昔読んだ本で紹介されていて興味を持ち、以前から買おう買おうと思いつつなかなか買えない銘柄の一つに、インターナショナル・フレーバー&フレグランス(ティッカー:IFF)があります。

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アメリカで上場している世界第3位の香料メーカー

IFFは1958年に設立された香料メーカーで、香料業界の中では世界第3位、アメリカで上場している企業としては最大です。

1位と2位はスイスの香料メーカーなんですが、残念ながらアメリカで上場していません。

1位:ジボダン(スイス)
2位:フィルメニック(スイス)
3位:インターナショナル・フレーバー&フレグランス(アメリカ)

香料とは

化学物質を複数調合して生産

香料は、植物や動物から抽出した天然由来の化学物質や、科学的に合成して生成した化学物質を複数調合することで生産される物質です。

用途によって、食品添加物として使用される「フレーバー」と、食品以外(香水や芳香剤等)で使用される「フレグランス」の2種類に大別されますが、生産方法は同一です。

実在する物質に類似した香りを持つ香料(例:オレンジの香り)もあれば、特有の香りを持つ香料(例:ハミングの香り)もあります。

 

複数の化学物質をブレンドして1つの香料を創り出す人を「調香師」と呼びます。

ゲームに出てきそう(笑)

私たちの生活に欠かせない

フレーバーとフレグランスのどちらも、日常生活で私たちが購入している食品や日用品の大半に使われています。

香料を使用していない商品を「無香料」と呼んで区別しているくらいです。

 

ジュース、お菓子、お弁当、冷凍食品、シャンプー、整髪料、歯磨き粉、香水…スーパーやコンビニで商品を手に取って成分表を見てみると、「香料」と一言だけ書かれています。

各商品で使用される香料の量はごく微量で、成分表の後ろの方に記載があります。(成分表は量が多い順に記載)

しかし、五感の内、嗅覚が感情に訴える割合は8割とも言われています。

心地よい香りを商品に付加する香料は、商品の売り上げを左右する非常に重要な存在です。

IFFの業績

地域別売上

ソース:IFF – 2017 Annual Report

アメリカの企業だからといってアメリカでの売上に依存しているわけではなく、ヨーロッパやアジアでの売上も多いです。

特定の地域に偏っておらず、非常にバランスが良いですね。

売上/利益

ソース:IFF – Annual Reports & Proxy Materials

業績は非常に安定しています。

純利益は増えたり減ったりしていますが、グロスマージンは40%前後をキープしており本業に問題があるわけではありません。

なお、2017年に純利益が低下しているのは税制改革による税金支払いの影響です。

配当

ソース:IFF – Annual Reports & Proxy Materials

ここ数年、増配ペースが増してきています。

配当性向も上昇傾向にありますが、2017年のEPS減少は税制改革の影響であるため、まだまだ増配余力はありますね。

IFFの株価

ソース:Yahoo! Finance

リーマンショック以降株価はずっと上昇傾向にあり、10年間で株価が3倍になっています。

税制改革による影響を除外してもPER20倍以上…高成長を期待できる銘柄でもないため、買いたいと思いつつなかなか手を出しにくいです。

優良企業であることは間違いないんですけどね…

 

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