【NGG】ナショナルグリッドが2021年以降の業績懸念で暴落!弱気相場でこのニュースは辛い…

※ソースはSBI証券

仕事が終わってSBI証券のサイトを見ていたら、ナショナルグリッドが暴落真っ最中でした。

今この記事を書いている最中もどんどん値を下げています。

最近の市場全体の暴落に乗って色々株を買い増しており、ナショナルグリッドも機会があれば買い増したいと考えていました。

ナショナルグリッドはなかなか株価が下落せず、やきもきしていたところに今回の暴落…買い増そうと思ったものの、暴落の原因を調べた結果一度保有している株を全て売却しました。

今回の株価暴落は、イギリスの送配電やガス配給の価格規制方式が、事業者にとって大きく不利な形に変わる可能性が高くなったことに起因しているためです。

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イギリスにおける送配電やガス配給の価格規制方式

イギリスにおける送配電やガス配給の価格規制方式は、「レベニューキャップ規制」に分類されます。

出典:電力中央研究所 – 欧⽶の送配電料⾦規制におけるインセンティブ規制について 

レベニューキャップ規制の特徴は以下の点です。

事業者が得られる収入の額に上限を設ける

事業者の資産価格(将来分まで考慮)、加重平均資本コスト(WACC)、適正報酬(利益率)、想定される運転費用etcを用いて、事業者の収入額上限を設定します。

事業者が過剰に設備投資したところで、設定された収入額以上は得られないということですね。

出典:電力中央研究所 – 欧⽶の送配電料⾦規制におけるインセンティブ規制について 

事業者によるコスト削減分は、事業者の利益になる

事業者の収入上限は、想定される事業の運転費用も盛り込んだ形で算出します。

事業者が実際に事業を行った結果、運転費用が想定された額よりも少ない場合(=効率的に事業を運営できた場合)、その利益は事業者が享受することが出来ます。

売上に上限があるものの、事業者の努力により利益額を増加させることが可能であるため、事業者の企業努力による効率化を促すという意味で「インセンティブ規制」とも呼ばれます。

規制当局が、事業者に認められる報酬率が大幅に減少させるとの報道

モーニングスターが報じたニュースによると、2021年から適用される新しい価格規制方式(RIIO-2)では事業者に認められる報酬(利益率)を現在よりも大幅に減少させることを、規制当局が提案したとのことです。

The new RIIO-2 regulatory framework will come into effect from 2021.

RIIO-2という新しい規制の枠組みが2021年から適用される。

(中略)

Ofgem has proposed baseline cost of equity returns at 4%, down 50% from previous price controls.

Ofgem(規制当局)は、RIIO-2において資本コストから得られるリターンの基準を、4%(現在の半分)にすることを提案した。

MorningStar – National Grid “Disappointed” With Proposed Financial Returns

ナショナルグリッドは当然反発しており、まだ規制当局が提案しただけの状況ですので今後覆る可能性は否定できません。

しかし、規制当局の目論見通りガスや電気の料金が大きく減少するのであれば、イギリス国民の特に低所得者にとって非常にありがたい話です。

そう考えると、規制当局の考えが変わることを期待するのはちょっと厳しいかな…

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