国内インフラファンド分析その①


あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

新年は実家に帰って、おせちを食べたり姪っ子と戯れたりしていました。

元旦の恒例行事として親族で集まって宴会をするのですが、投資とは無縁の父親や義兄から「積み立てNISA」や「仮想通貨」といった単語が出てきてドキリとしましたね。

素人が投資の話をしだすとなんとやら・・・ということで2018年は波乱があるかもしれません!

さて・・・前回予告した通り、今回はインフラファンドの分析をしていきたいと思います。

スポンサーリンク

インフラファンドとは


投資家から集めた資金や借入金を使ってインフラ資産に投資し、運用益を投資家に分配するファンドです。

インフラ資産には、太陽光発電施設をはじめとした再生エネルギー関連資産の他に、空港や道路といった資産も含まれます。

とはいえ、現状ではFIT(固定価格買取)制度を活用する太陽光発電ファンドといっても過言ではないですね。

インフラファンドの仕組み

出典:日本取引所グループ

インフラファンドが発電施設等のインフラ資産を購入し、それをオペレータ(運用会社:通常インフラファンドの関連企業)に賃貸します。

オペレータが運用業務を行った結果得られた収益から、インフラファンドに賃料が支払われる構図です。

インフラファンドの収益の原資=オペレータの運用収益ですが、太陽光発電の場合、運用収益(売電収入)の変動要因である日照量を日照量データベース等の情報から予測することができます。

日照量の予測を基に収益の予測をすることで、安定した分配金の提供を実現しています。

もちろん、2017年8月のように極端に日照量が少ない月もあります。

東京、8月の日照時間が史上最短 40年ぶり記録更新: 日本経済新聞
太陽が恋しい夏でした――。東京都心の今年8月の日照時間は計83.7時間(速報値)で、8月としては観測史上最短となった。気象庁によると、これまでの最短時間は1977年の85.8時間で、40年ぶりに記録を更新。

そういった場合でも安定して分配金をするために、安定した収益を得るための仕組みを各社用意しています。

例:日照量に関わらず一定の「最低保証賃料」と日照量に応じて増額する「業績連動賃料」の二段構えにする

自己所有vsインフラファンド

太陽光発電は自分で所有することもできます。自分で発電施設を所有(以下、自己所有)するのとインフラファンドの株式を購入するのと、どう使い分けるべきか私なりの考えを述べます。

結論としては、一定以上(数千万円位?)金融資産を保有していて、かつある程度の手間を許容してでも利回りを追求したければ自己所有。それ以外の場合はインフラファンド。です。

インファンドは少額から分散投資可能、手間いらず

インフラファンドは現在4銘柄上場しており、それぞれ10~20程度の発電施設を所有しています。

また、銘柄毎に発電施設の設置地域に特色があります。

現在私は3銘柄に投資していますが、それだけで北は東北から南は九州まで41もの発電施設に分散投資していることになります。

1銘柄を約10万円※で購入出来るため、30万円~40万円から分散投資可能です。

※いちごグリーンインフラ投資法人は最近株式分割したため、約6万円で購入可能

一方、自己所有の場合は発電所1基購入するのに数百万~数千万円必要です。

融資を利用するにしても、金利負担をある程度軽減するためには100万円単位の頭金が必要です。

ある程度の資産がないと、アセットロケーションの「一部」として自己所有するのは難しいのではないでしょうか。

例えば、年収600万円弱/金融資産800万円の私が発電施設を所有しようとするならば、保有する株の多くを売却して資金を捻出したり、安全資産として確保しているキャッシュに手をつけざるを得ません。(→株を手放すことによる逸失利益も発生)

自己所有は高利回り、節税もできる

自己所有の利回りは10%程度、インフラファンドの利回りは6%程度と差があります。

再投資による複利効果を考慮すると無視できないレベルです。

自己所有では借入金でレバレッジを効かせることが出来るため、自己資本比で大きな利益を得ることが可能です。(ただし、個人の属性等にも依存)

また、自己所有の場合は様々な節税手段を活用することが可能です。インフラファンドの場合は通常の株と同様に損益通産・配当控除・NISAくらいしか節税手段がありませんね。

http://www.enecho.meti.go.jp/category/others/green_tax/greensite/green/greendocs/info.pdf

利回りを追求するのであれば自己所有の方が良いように思えます。

節税対策のような、株式投資をしているだけだと身につかないような知見を得られる機会があるのも、人によってはプラスに感じる点ですかね。

2018/8/29:一部表記に不備があったため訂正しました。

 

長くなってきたので続きは次回に。

次回はインフラファンドの各銘柄を比較していきたいと思います。

 

関連記事です。

本記事の続編で、各インフラファンドの比較をしています。

※2018年9月の全面改定に伴い、本記事の内容も一部移植して独立した記事にしました。

日本の上場インフラファンドを徹底比較!各インフラファンドの特徴は?
近年世界的に導入が進んでいる再生可能エネルギー。日本で再生可能エネルギーに投資する方法には大きく分けて3種類あ...

コメント

タイトルとURLをコピーしました