今、私たちは仮想通貨バブルの中で生きているのだろうか


私はこれまでバブルというものを体験したことがありません。

1986年に生まれ、物心つく前に不動産バブルは崩壊しました。実家は不動産に手を出しておらず、バブルが崩壊したからといって何も体感出来るような生活の変化はありませんでした。

2000年のドットコムバブルの頃もまだ中学生でした。中学校にインターネット環境が整備されたパソコン室があり、掃除時間中に友達がエロサイトを見ようとしたら「不正アクセスです」との警告画面が出てきて大慌てで逃げたような思い出しかありません(笑)

さて、昨今の仮想通貨取引の盛況が、バブル崩壊の間際なのか、まだまだバブルの入口付近なのか、はたまたバブルですらないのか・・・それは数年後、数十年後の人が判断することです。

ただ、「ドットコムバブルに匹敵するかもしれない壮大なバブルの中で生きている」と考えるととてもワクワクします。数年後に読み返して当時の自分がどのような考えだったか知りたいと思い、現時点での私の仮想通貨に対する私見を書いていきます。

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結論

  • 仮想通貨の暴騰はバブルだと思う。仮想通貨には一切手を出さない。
  • ブロックチェーンの技術を活用できる企業には積極的に投資したい。

ブロックチェーンが世の中を変えることには期待している

ブロックチェーンと仮想通貨は同一ではない

ブロックチェーン(分散型台帳技術)と仮想通貨は同一ではありません。詳細は割愛しますが、公開されているブロックチェーンの定義を読むと抽象的・一般的な文言であることは分かると思います。

「ブロックチェーンの定義」を公開しました
昨今、ブロックチェーン技術の認知の広がりに伴い、「ブロックチェーン」という用語をはじめ、関連の技術要素を含め、表現や用法が定まらない状況があることから、日本ブロックチェーン協会(以下JBA)ブロックチェーン部門において「ブロックチェーンの定義」について議論を重ねてきました。 この度、用語の誤用をなくし、会話/議論の円滑...

ビットコイン、イーサリアム、リップル、ネムと呼んでいるものは、ブロックチェーンの技術をベースに作られたプロトコル(具体的な動作の仕様)です。ビットコインの半減期の話などは、プロトコルで定めされていることですね。

そして、各プロトコルで定められた内部通貨のことを仮想通貨と呼んでいます。イーサリアムというプロトコルの内部通貨はイーサ、ネムというプロトコルの内部通貨はゼム、といった具合です。ビットコインやリップルは、日本語読みだとプロトコル名と内部通貨名が同一みたいで紛らわしい。

ブロックチェーンの技術は世の中に広まるだろうが・・・

ブロックチェーンの将来性には肯定的です。IBMに投資している理由のひとつとして、IBMは金融業界との繋がりが深く、ブロックチェーンを活用したソリューションを売り込み易いポジションにあるから、というのがあるくらいです。

今後、より安全/高機能なブロックチェーンのプロトコルが次々に生まれ、それを活用した様々なサービスが登場するでしょう。

ブロックチェーンを応用した革新的サービス13選

しかし、ブロックチェーンが世の中を変える素晴らしい技術であろうとも、現在ろくに社会で利用されていない仮想通貨が値上がりすることの正当性はありません。ただ投資家の期待感があるだけです。

ドットコムバブルにおける「インターネット」と、現在における「ブロックチェーン」は非常に似ていますね。どちらも、世の中を変える素晴らしい技術であることは間違いないです。素晴らしい技術であるからこそ、ドットコムバブルでは内容のないITベンチャー企業に高値がつき、現在は内容のない仮想通貨に高値がつく・・・

ドットコムバブルは、最終的にバブルが弾けました。日本の光通信という会社は1年で99%株価が下落したそうです。仮想通貨はどうなるでしょうか・・・楽しみです。

仮想通貨に投資対象としての価値を感じない

「仮想通貨」という名前は、何か素晴らしい価値があるように感じるいい名前ですね。しかし、現状の仮想通貨に価値は無きに等しいと考えます。

貨幣としての価値

貨幣としては、信用力に欠けると考えています。

国家による後ろ盾が無い分、暗号解読の難易度が信用力になるという意見がありますが、テクノロジーの進歩スピード(暗号解読力の強化)を考慮に入れていません。高い信用力を長期間維持するのであれば、継続的に暗号化アルゴリズムをより強固なものにアップデートできるような仕組みが必要です。

既に、量子コンピュータが既存の暗号化アルゴリズムを陳腐化する可能性について話題となっていますね。以下リンクは、アメリカ国家安全保障局(NSA)が、特定の暗号化アルゴリズムを使わないよう注意喚起する文書です。そこには、「National Security System(NSS)でSHA-256(ビットコインの暗号化アルゴリズム)をもはや使用してはならない」という旨の記載があります。

アメリカ国家安全保障局 – Commercial National Security Algorithm Suite and Quantum Computing FAQ

数年後にビットコインの暗号化アルゴリズムが簡単に解読されるようになってしまう、という最悪のケースを想定した場合に、ビットコインが使用する暗号化アルゴリズムをSHA-256からSHA-384に変更するといった対応は取れるのでしょうか?それとも、ビットコインを売却して別の仮想通貨に資産を移動する必要があるのでしょうか?

モノ/サービスとしての価値

モノ/サービスとしては、現状ただのマネーゲームの商品です。Zaifという大手の仮想通貨取引所(ビットコインの他に、モナコインやXEM等の取引も可能)のチャート画面右側にチャットが表示されるのですが、眺めていると人間の欲深さを垣間見れてドン引きします興味深いです。(注:個人の主観です)

Zaif:BTC/JPY
Zaif:MONA/JPY
Zaif:XEM/JPY

なお、本当にゲーム調のコンテンツもあります。

出典:Zaifホームページ

投機対象としての仮想通貨には魅力がある

投資ではなく、投機の対象として考えると仮想通貨に魅力はありますね。「価格が上がる→ニュースになる→市場参加者が増える→さらに価格が上がる」のループにうまく乗り、暴落前に売却できれば大きな利益を得られます。

ネットで調べた限りでは、大企業がバックにいる仮想通貨が発行されたらとりあえず買っておけば、利益が出る可能性は高そうな雰囲気ですね。高リスクな投機であると割り切って資産の一部を仮想通貨に費やすことは、悪い判断ではないと思います。(注:投機は自己責任でお願いします)

※仮想通貨は「国家権力から自由な貨幣」なんて言われますが、国家の代わりに大企業の支配下に入ってるだけのような・・・

IOTAがマイクロソフトとの提携を発表し、価格が急騰
IOTAがマイクロソフトやサムソンなど、名だたる世界的大企業との提携を発表したことで価格が一ヶ月で10倍以上となっている。時価総額ランキングでは、リップルを抜き現在四位。第三位のビットコインキャッシュも射程圏内に捉えている。
【Ripple(リップル)徹底解明】Googleの出資で注目のRipple – Bitcoinとの違い、特徴や価格など
Googleが出資したこと注目されてい「ripple(リップル)」。 仮想通貨業界でも、画期的なシテムであると…
トヨタも新たに参加-ブロックチェーン技術「イーサリアム」企業連合
仮想通貨の根幹となるブロックチェーン(分散型デジタル台帳)技術の一つである「イーサリアム」の活用に共同で取り組む企業連合「エンタープライズ・イーサリアム・アライアンス(EEA)」の新たなメンバーとして、トヨタ自動車や独医薬品メーカーのメルク、米ステート・ストリートなどが加わった。

なお、私個人は利益が出ても倍プッシュする恐れがあるため仮想通貨に手を出しません。

現代にアカギがいたら、あっという間に世界一の金持ちになりそう・・・

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