3ステップでできる、MSCI指数メンテナンスへの便乗投資方法

MSCI指数のメンテナンス(リバランスとも言います)への便乗投資は、MSCIが年4回行う指数のメンテナンスにより新規追加される銘柄に投資するものです。

※MSCI指数のメンテナンスについては前回の記事を参照

【MSCI】インデックス投資家にはおなじみ、超優良銘柄のMSCI銘柄分析
MSCIは、日本の投資信託やETFでも多数採用されている指数を提供している企業です。S&Pグローバルの銘柄分析をする...

次回のMSCI指数のメンテナンスは2018年11月なんですが、その際に少額で実践してみようと考えており、具体的な手順を整理しておきます。

 

<注意点>

・MSCI指数のメンテナンスが相場に影響を及ぼすことは知る人ぞ知る情報で、私が独自に思いついたものではありません。

MSCI関連需給、日本株から3500億円資金流出との見方 速報 | 株式新聞Web
 株価指数を開発・算出する米MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)は15日(現地14日)、定期組み入れ銘柄の見直しを発表した。 新規採用はサイバーエージェント・・・

・「この方法をやれば儲かる」という勧誘の意図は全くありません。

※あくまで投資は自己責任でお願いします。

 

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MSCI指数への追加による買い需要増加に乗る投資法

MSCI指数に新規追加される銘柄は、メンテナンス実行日に、MSCI指数をベンチマークとするパッシブファンド(ETFや投資信託の運用会社等)から大量の買い注文を受けます。

また、MSCI指数に組み入れられている限り、パッシブファンドに資金が流入する度に株が購入されることにもなります。

パッシブファンドの影響力は凄まじく、時価総額世界一であるアップル(AAPL)の大株主にはパッシブファンドが名を連ねています。

出典:NASDAQ – Apple Inc. Ownership Summary

MSCI指数のメンテナンスへの便乗投資は、買い需要が増加することによる株価上昇に期待するものですね。

MSCI指数のメンテナンスへの便乗投資方法

ステップ1:MSCIの告示を待つ

指数メンテナンス実施月になったら、就寝前や起床後※に以下のサイトを確認し、メンテナンス内容が告示されるのを待ちます。

※時差があるため、日本時間の昼間にチェックしても意味がありません。

Quarterly index review - MSCI
Quarterly index review, including MSCI Global Investable Market Indexes May 2015 Semi-Annual Index Review, MSCI Global Value and Growth Indexes May 2015 Semi-An...

Tips:MSCI指数のメンテナンス内容は、いつ告知されるのか?

MSCIによると、指数メンテナンス実施日(月末固定)の10営業日前までに告知するとのことです。

実際はどうかというと、2009年以降の指数メンテナンス(約40回)における告知日を集計したのが以下のグラフです。

ソース:MSCI – Quarterly Index Review

告知日は10日~15日に集中しているのが見て取れます。

絶対に告知を見落としたくない人はメンテナンス月の5日から、普通の人は10日からMSCIのサイトを毎日チェックすれば良いですね!

ステップ2:購入可能な銘柄が指数の構成銘柄に追加されるかチェック

告示の内容を参照し、以下2点をチェックします。

  1. メンテナンスの実施日
  2. 購入可能な銘柄が指数に追加されること

メンテナンスの実施日は、文章中で「implemented」を検索すれば文章上部に見つかります。

購入可能な銘柄は、文章中で「add」や「Japan」を検索して、購入可能な銘柄を探します。(日本以外の国の銘柄でもよいですが、日本の銘柄だと確実に購入できますね)

例えば、以下の画面は2018年8月の告知文です。

メンテナンス実施日が2018/3/31、MSCI World Indexに昭和電工が追加されると記載がありますね。

出典:MSCI Equity Indexes August 2018 Index Review(Aug 13, 2018)

ステップ3:銘柄を購入

後は、MSCI指数に追加される予定の銘柄を購入するだけです!

補足:売り時について

購入した銘柄の売り時について決まった答えはありません。

どのようなスタンスで投資に臨むかは決めておいた方が良さそうです。

  • 長期保有
  • 損切り/利益確定のラインを決めておいてスイングトレード
  • 指数メンテナンスの実行日である月末に売却

一点勘違いしてはいけない事があり、それは「指数のメンテナンス実施日である月末に、株価が暴騰すると決まったわけではない」ということです。

例えば、以下のチャートは2018年8月末にMSCI指数に追加された昭和電工のチャートです。

2018/8/31の取引高(赤矢印)が飛び向けて多いことから、メンテナンス実施に伴いパッシブファンドの買いが入ったことは明らかです。

しかし、2018/8/31の株価は前日比でわずかに上昇した程度であり、値幅もそれほどではありません。

MSCI指数のメンテナンスが実施されることは多くの人が知っている情報であるため、当然と言えば当然ですけどね。

 

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