【金鉱株】南アフリカの政治リスクが後退する可能性あり

南アフリカにおいて政局が大きく動こうとしています。現状では南アフリカへの投資に有利な方向に働きそうで、期待しながら経過観察しているところです。

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ラマポーザ氏がANC議長に選出

2017年12月、与党のアフリカ民族会議(ANC)議長にシリル・ラマポーザ氏(現職の副大統領)が選出されました。ドラミニ・ズマ氏(ズマ大統領の元妻)に勝利しての選出です。

汚職まみれのズマ大統領や取り巻きに比べてラマポーザ氏の評価は非常に高く、ラマポーザ氏の議長選出以降ランドは急騰しています。

ラマポーザ氏は外国からの直接投資推進派

南アフリカは、外国からの直接投資(対内直接投資)が10年前の半分近くまで減少してしまっており、対外直接投資を下回っている有様です。ラマポーザ氏は、現在の経済政策を転換する(→外国からの直接投資を呼び込む)との立場のようです。

外国人投資家にとっては、現職のズマ氏に比べてありがたい存在であるのは間違いないですね。

South Africa recorded FDI inflows of $2.3 billion in 2016 against outflows of $3.4 billion, U.N. trade and development agency UNCTAD data show. A decade ago, it had average annual inflows of $4.5 billion against outflows of $3.3 billion.

(略)

Ramaphosa, South Africa’s vice president who succeeded President Jacob Zuma as head of the ANC in December, has promised to deliver economic policy change.

出典:ロイター

ズマ大統領の早期退任の求めに応じる可能性あり

ズマ大統領と言えば、前々から汚職疑惑で辞任を求める動きがあったにも関わらずしぶとく生き延びてきた人です。大統領の任期は2019年までですが、つい先日与党のアフリカ民族会議(ANC)からの早期退任の求めがあり、それに応じる構えを見せています。

南アフリカ、汚職疑惑のズマ大統領「条件整えば辞任の用意」
南アフリカの与党アフリカ民族会議(ANC)は6日、ズマ大統領の去就について協議す...

ラマポーザ氏が大統領になれば、鉱業憲章が修正される公算が高い

鉱山業界からの反対により凍結中の鉱業憲章Ⅲについて、ズマ大統領は賛成の立場です。一方、ラマポーザ氏の鉱業憲章に対する立場は、鉱業憲章のせいで(政治経済が)停滞するなら内容を修正すべきという立場のようです。

Ramaphosa said at the Davos global forum that “if the Mining Charter is holding us back we must deal with that” and said South Africa did not want to miss out on a commodity boom.

出典:ロイター

まだ問題が解決したわけでは全くない

ラマポーザ氏がANC議長になったとはいえ、ANC内部にはズマ大統領の支持者も多数存在しています。最悪の場合、政争が激しくなって政治が機能しなくなる可能性も…

ラマポーザ氏を中心とした体制が固まるまでは予断を許さない状況ですが、少なくも現状では希望が見えてきているのではないでしょうか。

 

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